主な検査項目は、腸チフス、パラチフス、赤痢菌、サルモネラ、腸管出血性大腸菌O157等です。
保菌検査(検便)を実施した施設には、図のような健診済みのシールを発行し、店舗(施設)内に貼付してください。
検査結果は、営業者皆様の積極的な衛生管理の証です。お客様にお示しし、安全・安心で信頼できるお店をアピールしましょう。
この検査により、糞便中からピロリ菌の抗原を見つけます。
手数料
一 般 ¥4,150- (税・容器代込)
協会員 ¥3,000- (税・容器代込)
●ピロリ菌(Helicobacter pylori)とは?
従来、胃酸があるので胃内には細菌は生息できないと言われてきました。
しかし、ピロリ菌は1983年にオーストラリアのロイヤル・パース病院のウォーレンとマーシャルという2人の医師が胃の中に細菌を発見し、ヘリコバクター・ピロリ(ピロリ菌)と命名されました。
らせん状の形をした細菌で、胃の粘膜に生息しています。
胃酸の中でも生息でき、最近は胃がん発生の危険因子として重要視されています。
ピロリ菌に感染するようになると、ピロリ菌の一部が便の中にも存在するようになります。
便中ピロリ菌抗原測定は、便中のピロリ菌を検出する方法です。検体採取は検便なので、容易に行うことができますので是非、ご活用下さい。
手数料
一 般 ¥1,610- (税・容器代込)
協会員 特別料金
この検査は、糞便中に含まれる微量の血液の有無を調べる検査(免疫学的潜血反応)で、大腸がんを診察する検査のひとつとして活用されています。
これまでの検証により、便潜血検査によるスクリーニングは、大腸癌の死亡リスクを、その後18~20年の観察において、15~33%有意に低下させる効果が確認されています。大腸癌による死亡リスクは、1年に1回の検診では32%、2年に1回の検診では22%、それぞれ有意に低下しました。このように、大腸癌検診として便潜血の検診は、長期に渡る大腸癌の死亡リスクの低下に結び付く、という点での効果は確立されています。
(The NEW ENGLAND JOURNAL of MEDICINE September 19,2013より)
検便検査のため、体に負担がかかりません。また、検査が安価に行えますので是非、ご活用下さい。
●検査方法
イムノクロマト法(抗原抗体法)
RT-PCR法(遺伝子検査法)
●採取方法
新鮮便をノロウイルス専用採便管(保存剤の入ってないもの)に約0.5g(小指頭大)採取してください。
●送付方法
保冷剤またはペットボトル(500mlくらい)に水を入れ冷凍したものなどで保冷し、当センターに持参してください。
宅配便を利用する場合は、採取後に冷凍輸送でお願いいたします。
●保存方法
即日発送できない場合は、-20℃以下に冷凍保存し、2日以内に冷凍輸送で発送してください。
検体は、新鮮な便を専用の採取管に採取しましょう。
検査成績は、3営業日以内に結果が出ます。
その他不明な点がありましたら、当検査センターまでお問合せください。
ぎょうちゅう卵検査
ぎょう虫は現在の日本で多く見られる寄生虫です。
症状は、主におしりがかゆくなる、夜眠れなくなる、あきっぽくなる、顔色が悪くなる、お腹が痛くなる等で、 時には虫垂炎や腹膜炎を起こす場合もあります。とても感染しやすい寄生虫で、家族内感染や集団発生を引き起こす こともあります。
ぎょう虫検査で早期発見と周囲への感染拡大を防止しましょう。
また、家族内で感染が見つかった場合は家族全員の検査をおすすめします。
寄生虫卵検査
その他、一般の寄生虫卵検査も行っています。